MY神輿 神奈川 伊勢原 宮大工 相州神輿 どっこい神輿 |
8年前、結婚を記念し、御神輿の制作をいたしました。
制作した御神輿は、妻に結婚指輪の代わりにプレゼントしました。
その時の制作工程を紹介いたします。
図面と原寸図をもとに、型板の作成です。
茅負の加工です。
茅負は須弥留にして、車知栓打ちとしております。
心柱と屋根力板の組立て。
心柱と屋根力板の仕口は、二枚ホゾ車知栓打としております。
逆さまにして組立てです。
茅負の取付け。
裏板の取付け。
これは、化粧隅木です。
建物の場合、このように組み立てますが、
神輿の場合は、組み立てる順番が逆さまですので、こうなります。
論治垂木がピッタリ納まっているのが解りますか?
化粧隅木を取付け、丸桁を載せます。
化粧垂木の取付け。
固定は、膠と竹釘です。
神輿の組立てにしようする接着剤は、膠を接着剤として使用します。
膠は一晩お湯に漬けると簡単にはがすことができます。
化粧垂木の取付終了。
野地板張り終了。
野筋と蕨手の取付終了。
屋根はひとまず完成。
三手先斗栱の加工です。
四段目の仮組み。
三段目の仮組み。
二段目・一段目の仮組み。
禅宗様三手先斗栱です。
合子羽目に本組みです。
隅より組立てていきます。
斗栱の組立て終了。
肘木は、鼻栓を上から貫通させています。
軒天井と丸桁の組立て。
完成した斗栱。
唐戸の組立て。
すべて、一分の貫ホゾですよ。
亀腹組立て。
亀腹は、須弥留で車知栓二枚打ちです。
台輪の組立て。
台輪は四枚ホゾに楔でガッチリ締め付けております。
台輪に床板の取付け。
膠に竹釘打ちです。
轅の仕上げ。
胴の組立て。
胴と斗栱の合体。
井垣です。小柱のホゾは長ホゾです。
井垣と鳥居は、長ホゾでないと、すぐにグラグラになってしまいます。
井垣・鳥居の取付け。
金物の取付け。
完成。
轅を通して完成。
和様・禅宗様折衷様式の相州どっこい神輿です。
屋根の漆塗り、錺金具の取付は、将来の楽しみにとってあります。
そして、披露宴後にお披露目です。
相州神輿の制作は、堂宮大工の内田工務店にお任せ下さい。