国指定民俗文化財の、貴船祭りの用具である小早船の修理の状況です。
棟梁は、昨年仕上げた貴宮丸と同様に菅ケ谷棟梁の担当です。
木村さんは彫刻の修理です。
腐った部分を欠き取ります。
矧木の完了。
彫刻師さんが彫刻です。
修理完了。
さて、こちらは今回修理する彫刻の中で、一番大変な作業です。
こちらの破風飾りの修理です。
龍の顔を残し、腐った部分を欠き取ります。
矧木材を摺り合わせて。
こうなります。
めちゃくちゃ手間がかかってます。
こちらは、これから彫刻です。
こちらの彫刻も修理完了。
割れて欠損してしまっている欄間彫刻も矧木して修理します。
矧木の完了。
彫刻完了。
原寸場で作業は進んでいます。
手前で作業する安藤君。久しぶりにブログに上がりましたね。
大城君は、土台の補修と新材加工です。
こちらは、矧木が完了した敷居です。
傷んだ部分は矧木をしたり、場合によっては人工木材で補修したりと、適材適所で修理を進めております。
あと一月ほどで仕上げて、日光の工房で漆と彩色に取り掛かる予定です。
以上、小早船の修理の状況でした。