K邸薬医門新築工事の状況です。
棟梁を任された菅ケ谷君は、建具の製作に入りました。
門扉のような大きくて重たい建具は、建具職人さんよりも大工の方が手馴れているので、当社ではほとんど大工が制作します。
障子のように細かいものは、建具職人さんには敵いませんが、門扉となると話は別です。
宮大工さんは何でもできないといけないんですよ。
さて、佐々木さんは柱の仕上げです。
柱の面は、一般的に年代が遡るほど大きくなり、年代が降るほど小さくなります。(ただし平安時代までの話で、奈良時代には面はありませんが)
江戸後期頃のような1/20より小さな面は好きではないので、今回の薬医門は、江戸前期頃の1/15ほどの面取りとしました。
梅雨空で、屋根替えの現場は全く進んでいないのですが、おかげで薬医門の刻みは予定より早く進んでおります。
以上、K邸薬医門新築工事の状況でした。