5月26日、27日の日伝建の総会・研修見学会の帰りに、花の御寺 長谷寺に参拝しました。
長谷寺の楼門。明治18年(1885)の再建で重要文化財です。
登廊。明治22年の再建で重要文化財です。
水平垂直にが基本ですので、屋根は当然こうなります。
瓦の軒先は菱になるので大変ですよ。
途中にある塔頭寺院。
屋根がシートで覆われていてました。早く修理できることを祈ります。
山内でこのような春日造りの小宮さんをいくつか見かけました。
春日造りの原型がよくわかりますね。
登廊を登りきる左手にある三百餘社(さんびゃくよしゃ)。慶安3年(1650)で重要文化財です。
とてもバランスの良い春日造りです。
下から上まで見渡せてしますので、大工としては気の抜けない建物ですね。
鐘楼。本堂と同じく慶安3年(1650)で重要文化財です。
国宝の本堂。正保二年(1645)に工事着手し、慶安3年に落慶した大きな懸造の本堂です。
中井大和守の仕事です。中井家はすごいですね~。京都・奈良の国宝をずらりと建ててますからね。
平面は礼堂・相の間・正堂からなり、登廊からくると、相の間から入る形になります。
礼堂です。
正堂。内部の仏様は撮影禁止なので撮影はここまでです。
御本尊様はすごい迫力で驚きました。しっかりお参りしました。
懸造の舞台。
一度でいいから懸造の本堂を新築で建ててみたいですね~。
舞台からは、山内が見渡せます。
弘法大師御影堂。昭和59年建立の五間堂です。
美しいの一言!
昭和29年建立の五重塔。
こちらも美しい五重塔ですね。
祖師堂。
和様が基調な山内では珍しい禅宗様との折衷の建物です。
本坊。大正8年
(1919)から
13年
(1924)に再建されたもので、天沼俊一、阪谷良之進、岸熊吉の設計です。
玄関の彫刻は、近代社寺建築の粋を尽くしたもので、すばらいです。
本坊より本堂。
山内は広いので、結構歩きました。
今回、長谷寺には初めて参拝しましたが、ご本尊様のご利益をいただき、素晴らしい建物も拝見でき、とてもよかったです。
この後帰路につきましたが、途中工事渋滞などもあり、帰宅は深夜になりました。
以上、花の御寺 長谷寺の紹介でした。