2015年 10月 17日
和釘のはなし |

妙誠寺様の長押の固定に使用する和釘です。
よく、「宮大工さんは釘を一本も使わないんですよね?」と聞かれますが、これは全くの嘘です。
構造材の継手・仕口には釘を用いずに、木と木を組み合わせるのであって、釘を一本も使用しなかったら、建物を建てることはできません。 法隆寺でもどこの神社仏閣でも釘は必ず使われております。(茅葺の民家などのように、縄やツルで縛り付けるものは除きますが・・・)
明治以降になると、西洋から輸入された洋釘が一般的になり、現代では、洋釘、木ネジ・ビス・ボルトをはじめ、多種多様な金物が使われるようになりました。社寺建築でも例外ではありませんで、見えないところには、たくさん使われております。
長押の固定では、釘隠し金物を使う場合は、前記に紹介した金物で固定するのが一般的ですが、釘隠し金物を使わない場合は、和釘を使います。
和釘にも種類があって、巻頭釘、頭巻釘、丸頭釘、懐折釘などの他に茶室などで使う様々な種類があります。
今回の長押の固定には巻頭釘を使用します。

このように頭が巻き込まれております。
by uchidamiyadaiku
| 2015-10-17 15:05
| 現場紹介
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