2015年 07月 01日
蟇股(かえるまた) |

昨日、納めた蟇股(かえるまた)です。
日蓮宗の寺紋である井桁に立花の立花をモチーフにして、デザインしました。
蟇股の輪郭などは、この建物のイメージしている鎌倉後期頃のデザインです。
ですので、一般的に良く見かける蟇股のように、木口の中央が高くなる鎬というものを付けておりません。
また、内側の輪郭にも、次代が降ると面取り、筋彫りと変化し、現代では筋彫りがあるのが当たり前となっておりますが、あえて面取りも何も施しておりません。

逆さまにすると、納めた年月日と棟梁の名前を筆書しています。
もちろん、棟札にも年月日と工匠の名は記入しますが、そもそも棟札というのは、棟木に縄でしばりつけている場合が多く、後世の修理に際に取外し、その後、紛失してしまう可能性があります。
ですので、このように墨書することで、後世に解体修理をした際に、きちんと年代と棟梁が解るようにしております。
これも、古式に則った伝統です。
by uchidamiyadaiku
| 2015-07-01 21:22
| 建物探訪
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