打越垂木 |

中川君は打越垂木の仕上げです。

打越垂木は面取りです。
この建物は身舎の柱はすべて丸柱なので、垂木で面取りをするのは向拝の打越垂木だけです。
中世の宮大工さんは当たり前にやっていたことですが、現代の宮大工さんでこれを理解している方はほとんどいないのではないでしょうか?

さて、山本君は鼻母屋の墨付です。

鼻母屋は反り増しが大きくなりますので、反りの分を別材で張り付けています。

鼻母屋を墨付するのに、CADで桔木の割り付けと束芯を確認しながら墨付です。
伝統の技術と現代の技術の融合ですね。